夏目イサク「花恋つらね 6巻」第38話【ネタバレ感想】

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こんにちは!海ホタルです

本日は、「ディアプラス2020年8月号」より「花恋つらね」の紹介です

高校を卒業して、しばらくの間、ウキウキラブラブしていたふたりですが!

次なる試練がやってきましたね~!

では!紹介に行ってみましょう~!

6巻収録予定分は33話以降から!
ネタバレが含まれますので、ネタバレNGの方は閲覧にご注意をお願いします

ディアプラス2020019年8月号

「花恋つらね」第38話 紹介(ネタバレ有)

二人の前に立ちはだかる後継者問題

蔦丸から、「今すぐ別れろ」と言われた惣五郎と源介

「なんで?」と聞き返すと

「あんたたちは歌舞伎役者で、後継者を残していかなきゃダメなんだよ!」と言われる

特に源介は「寿一郎」を継ぐものだから、「後継者を作るのは絶対だ」と言われる

源介は「俺は“寿一郎”みたいな役者になりたいんであって、“寿一郎”の名前がほしいわけじゃない・・・・兄貴(蔦丸)が襲名すればいい」と返事をする

源介の答えを聞いて「それができるならそうしてるよ!」といきり立つ蔦丸

蔦丸は、苦々しい顔をし「勝手は許さないから」と部屋を出ていく

武市も、後継者問題はどちらにしてもぶち当たる問題だから、お前らのことは俺も賛成できない。と言う

そして、武市は、蔦丸の後を追う

蔦丸は背中を丸くして座り込んでる

蔦丸だって、自分が“寿一郎”を継げるものなら継ぎたいと思ってる

でも体格的に、立役(男役者)にはなれなかった蔦丸

自分の方が兄なのに、弟を自由にさせてあげることができないのがつらいみたい・・・

自分を責める蔦丸をなぐさめる武市

武市は、菊右衛門は4か月前から源介と惣五郎の関係を知っているのに放置している・・・どういうつもりなんだ・・・と考えている

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問題の深刻さに気付く惣五郎

2人残された源介と惣五郎

源介は、いつか「後継者問題」については言われるだろうなって思ってた。と話す

え?そうなの?と驚く惣五郎

後援会の集まりに行くと、兄貴が「結婚はまだですか?」とよく聞かれているから・・・と答える源介

惣五郎は、それがわかってて、よく、おれと付き合おうってなったな・・・と聞く

そしたら、源介は「だって、好きな子が俺のことを好きって言ってくれてるのに!そんなチャンスを逃すわけないだろ」とチュッとする

源介は「兄貴たちを説得する方法を考えよう」と言うけど、惣五郎の顔は晴れない

前向きな源介に対して、惣五郎の気持ちは後ろ向き

なんとか武兄と蔦丸さんを説得できたとしても・・・

次は、後援会への言い訳を考えて、父さんや母さんへの言い訳を考えていかなきゃいけない・・・

単純に「世間にばれなきゃいい」って問題じゃないんだな・・・と気持ちが沈む惣五郎

そして!

迎えた4月大歌舞伎の舞台本番!

舞台裏を歩いている惣五郎の耳に「玉乃屋と大谷屋が一緒に出るようになってよかったな」と話す声が聞こえる

一時は、玉乃屋と大谷屋は共演NGとなっていた昔話を話すスタッフたちの会話に、「じーちゃんたちの喧嘩ってみんな知ってるんだな」と思う惣五郎

スタッフたちの会話は、“寿一郎”の襲名もそろそろだろうという話になる

源介は、器量がいいし、次世代も期待できるなー・・・と話すスタッフたち

それを聞いて惣五郎の気持ちはさらに暗い方向へ!!!

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源介が惣五郎の楽屋に遊びに行くと、惣五郎が眠ってる

うなされている惣五郎を見る源介

そこに、惣五郎のアラームが鳴って惣五郎が目を覚ます

源介は「うなされていたけど・・・」と心配する

惣五郎は「え?」という顔をし、「おれらは別れた方がいいんだなって夢を見てた」と答える

自分の中にそういう気持ちがあって、そういう夢を見たんだと思うと言う惣五郎

源介は、惣五郎を人気のない楽屋裏に連れていく

「なんでそういう考えになるんだよ?二人を説得しようってなったろ!」という源介

惣五郎は「でも、考えれば考えるほど、蔦丸さんの言うことがわかる気がして・・・」と答える

惣五郎は、もし、今回、蔦丸さんと武兄を説得できたとしても、この後、ずっといろんな人に言い訳していくことは続くだろ!と言います

源介は、そんな先々のことまで考えてるのか?と驚くけど

惣五郎は「何度も何度も、何年も何年も言い訳しなきゃいけないんだぞ!」と言い返す

そんなことになったら、やっぱり面倒になって別れることになるかもしれない・・・という惣五郎

でも、そうなりたくないし・・・そうなってほしくない・・・という惣五郎の言葉にキュンってくる源介

惣五郎をギュッとして「そうならなよう、なんとか方法を考えよう!」という源介

惣五郎は「そんなのできるのかよ?」と不安なまま

だけど、源介は「両思いなのに、なんで別れなきゃいけないの?おかしいじゃん!」という

不安な顔の惣五郎に向かって、どーんって顔で「大丈夫!なんとかなる」という源介

 

そして・・・

ふたりの後ろの壁後ろには、2人の会話を聞いている菊右衛門の姿があって!

菊右衛門の頭には、昔、源介と同じように「大丈夫だ」と言った12代目寿一郎の姿があって・・・

海ホタルの感想まとめ

2人の関係を知って、ずっとハラハラしていた蔦丸だけど

こういう複雑な感情を抱えていたんですね!

前回、蔦丸が、「一時的なつきあいならいいけど、そうじゃないなら別れろ」と言ったのは

男同士なのが問題なんじゃなくて、後継者問題を考えての発言だったんですね・・・

2人の関係を知って沈黙している菊右衛門も気になるところです

この菊右衛門と、源介の祖父の12代目の間でも色恋っぽいことがあったと予想しているのですが・・・

そこのあたりもはっきりしていくのかな?って期待したいです

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