こんにちは!本日の紹介はナツメカズキ 先生の「バイ・マイ・サイド」
紙書籍のほうは9月20日発売で、電子化が未定となっています
わたしから見たナツメカズキ先生は、すごい、ドラマチックなBLを描くってイメージがあります
そして、今回の新刊は「幼馴染」「伝えることができない16年の片思い」という「せつなキーワード」がぴったりな作品となります
ぜひ!
脳内で、同時ドラマ化をして読んでほしい作品だと思います
では!!!紹介に行ってみましょう
目次
作品紹介
料理人の左京と花屋勤めの右山は、高校からのくされ縁で、今では同じアパートの隣人同士。
クールだが面倒見の良い右山に、左京は何かと世話を焼いてもらう日々だったが、ある昼下がり、右山が自分の名を呼びながら自慰をしているところを目撃してしまい……。
「…俺たち、ダチだよな…?」
友情と恋のはざまで揺れ動く、不器用なふたりの16年が、全編改稿・大量描き下ろしで待望のコミックス化!
「バイ・マイ・サイド」のここが面白い
気づかれなければ片思いをつづけるつもりだった受けの気持ちに注目してほしい!
高校時代から長年つきそった親友かつ隣人が、自分の名前を呼びながら涙を流してソロプレイをしている姿を覗き見てしまう右山
いや・・・
これ、けっこう衝撃ですよね!!!
受けちゃん役の左京は全裸ソロプレイだし!!!
それでいて、ソロプレイしていた左京は、普段の会話の中で
「何年、お前のダチやっていると思うんだー」と、右山のことなんでも知っている感を出しまくっているわけです!
いやいや・・・俺の名前呼んでソロプレイしていたお前のこと、わかっていない俺がいるんですけど?と・・・
どこか置いてけぼり感を感じて、「なぜ?」って思っちゃう右山の気持ちが追い付かない感がすごくよくわかる!
そして・・・何度読み返しても思うのは・・・
きっと、受けの左京としては、一生、絶対に、自分の中にある思いを好きな人に伝える気がなかったんだろうなって部分・・・
たまたま・・・右山が受けのソロプレイを見て・・・
酒でグデグデ状態の左京にそのことを告げて
いろんな一線を越えてしまう展開がやってきますが・・・
それがなければ、きっと、この左京は、一生、攻めに自分の気持ちを伝えることはなかったんだろうなって思う・・・
それを考えると・・・ツーーーンッて鼻の奥が痛くなるんですよ・・・
高校時代、右山からもらった手袋を何年も・・・何年も愛用している健気さとかさ・・・
そんなに好きなのに、いつか右山に好きな人ができて、その別の誰かと幸せになることを覚悟しているところとかさ・・・
ハッとする表情をいくつも見せてくれる受けの左京の表情に注目したいところです
親友だから、そばにいれる
その立場を手放したくない受けの涙にほんとグッとくる作品なのです
サラッと読める作品!エロは、描きおろしまで「待て」状態!
受けの気持ちが、すごく真面目で真摯的なこちらの作品・・・
一歩間違えれば・・・重い・・・暗い・・・作品になるんですけど
攻めがコミカルな感じなのが、ほどよく息抜きになりました
あと!
当て馬役の金子さん!!!
当て馬というにはいいひと過ぎて・・・いまいち、パンチにかけるんですけど、いい仕事をしていました~!!
けど・・・
ショックだったのは・・・この金子さんが既婚者であるというカバー下にあった情報・・・
な・・・なんだとぅ~・・・・・
いやいや・・・今のBL界は、既婚者であっても男に手を出す時代になってきているからな・・・
金子さんが、既婚者の情報を知って、そう言い聞かす自分がいましたヨ!!
BL界に存在するイケメンには総ゲイ(バイでも可!!!)でいてほしい海ホタルです
海ホタルの感想
巻末に入っている「BY MY SIDE」が18Pgが、こちらの作品の描きおろしになると思われます
実は、本編には結合シーンがございません(←フェラシーンはある!!)
こちらの描きおろしにてエロ成分補給となります
(ナツメカズキ先生の描くエロシーンが好きな人には、本編にないのは、ちょっと寂しいかもしれないです!)
個人的には・・・出会ってから10年以上も片思い・・・そして、それが実らないことを覚悟しているという受けの恋心にノックアウトされた作品です
「16年片思いしていました」と言葉で聞くと、「そりゃ、すごく長い間、がんばったんだねー」って軽く思っちゃいますが
でも、その間に、世の中では恋人たちがウキウキする数々の楽しいイベントがたくさんあって・・・
そのたびに心を痛めたりしていたと思うんですよね・・・
そういうつらい時間を数々と乗り越えて・・・
ここにきて、まだ、片思いを続けようとする受けの健気さに注目してほしい作品だと思いました
電子化は未定です
また、電子化されましたら、ご報告したいと思います
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