妹に恋をしたのはいつからだろう「さらば、佳き日2」茜田千

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私の大好きな文乃ゆき先生が「茜田千(あかねだゆき)」という別名義で「comic it」にて連載中の「さらば、佳き日」の2巻レビューです。
コミック裏帯の煽りが「兄と妹、誰より近くにいて誰より恋から遠いふたり」

兄妹って、本当に不思議ですよね・・・
時に彼氏や旦那以上に自分理解してくれている男兄弟。
私には、異性の兄弟がいないので、具体的な体感はないのですが、幼いときから一緒にいて自分を一番理解してくれている人に、なぜ、恋に落ちないのか?
今までそんなこと考えたことなかったですけど、この作品を読んで初めて考えちゃいました。

作品詳細

 このマンガがすごい2017「オンナ編」にて13位
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
レーベル:it COMICS
発売日:2016/3/12

新鋭・茜田千が贈る、心灼くヒューマンラブストーリー
新婚夫婦と偽って生活する桂一と晃。何故ふたりは「夫婦」になったのか、兄妹の過去をたどる第2巻。

引用:KADOKAWAサイトより

公式サイト

本格派オトナ女子のための少女コミック誌「COMIC it」で現在好評連載中

このマンガのここが面白い!

仄かにかおるBL要素が投下!

2巻は兄である桂ちゃん視点で話が進みます。
桂ちゃん、ヘタレで優柔不断なのに、常に彼女がいるんですよねー・・・
なんなんでしょうね?彼の優柔不断さは、女子から見ると「私が守ってあげなきゃ!」って母性本能が擽られるんですかね?

そんな母性本能が擽られる彼の胸の一番奥を占めているのは、実妹のアキラ。
桂ちゃんはそのことを誰に言うこともなく一生胸に秘めていくものと思っています。

でも、彼がアキラを見つめる視線だけで、桂ちゃんの本命が妹のアキラであることに気づく人物がいます。
それが、桂ちゃんの親友の剛。
剛は、桂ちゃんがアキラを見つめる横顔に、胸が痛めるんです・・・

そう・・・・恋に落ちてしまうんです・・・

これがまた、茜田先生マジックとでも言いましょうか・・・

とっても、淡々と静かに描かれていまして、恋に落ちる法則など本人にだってわからないものなんだなってつくづく思いましたね。

BがLするマンガが大好物の私としては、ここでこの要素を投下してくれたのがうれしかったです。

失って初めて知る喪失感にグッときた!

桂ちゃんは大学生になりサークル三昧の日々になっている間、妹のアキラも着実に大学への進学を決めます。
そして、ある日、突然、その日はやってくるんですね。
アキラが、進学と同時に家を出る告白を桂ちゃんにするのです。

「いつかは遠くへ行くんだろう」と思っていた妹からの突然の別れの告白は、桂ちゃんの心を不安にさせます。
兄である桂ちゃんは一度もアキラに告白めいたことをしたことは一度もありません。
けど、自分の同級生がアキラの話をすればムカってくるし、アキラが危ない目にあったらヘタレなのに果敢に立ち向かいます。
桂ちゃんの全ての感情はアキラにだけ向かっているんですね。
そのアキラを失って、我慢していた感情が溢れるように堰出た涙は、意味が深いものだったと思います。
普段、ヘラヘラしてて頼りにならないヘタレ男子の桂ちゃんなんだけど、一緒にいるからこそ深くなっていくアキラへの思いをギュウギュウに胸の奥に押し込んでいたことを思うと、実は、芯が強い人なんだなって思いました。
人は見た目では心の強さまでわかるものじゃないですよね・・・

最後にまとめ

「いつかは離れ離れになる」と、心の準備をしていたとしても、いざ、それが起こった時、耐えられないことってありますよね。
2巻は、実兄である桂ちゃんの視点に切り替わったことで、物語の奥行きがグッと深くなりました。
アキラも、大好きな桂ちゃんから離れることで自分の恋心に終止符を打とうとしています。
ますます目が離せない主人公ふたりとなっています。

海ホタル
BL好きとしては、剛が桂ちゃんに恋に落ちた瞬間にズキューンってきました!!でも!!主人公は、アキラと桂ちゃんだからね・・・桂ちゃんに別れのあいさつをするアキラの笑顔にも胸がグッときますよー。この時、アキラは、もう桂ちゃんには会わない覚悟ができていたと思うとほんまつらい・・・

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面白いコミックに出会ったら人に薦めずにいられない主腐。リアルでは腐っていることがカミングアウトできないチキンなのでネットの世界でおすすめしています。主腐なので、BL中心におすすめしちゃうけど、そこは甘く見守ってください。

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