中村明日美子先生の「同級生シリーズ」・・・
これで会えるのが最後なんだーウルウル~ッて「卒業アルバム 増補版」を買ったんですけど・・・
ぞ・・・続編の連載が始まるだと~!!!
ええー!!うれしいけど・・・うれしいけど・・・
「もう これで最後やねんや・・・」って流した私の涙は どうなるの?
うーん・・・素直に喜べない気持ちもあって・・・いろいろ複雑だわー・・・
うれしいよ!!うれしいんだけどね!!!
この複雑な心・・・わかってくれるかしら・・・
これ以上なく 完璧なカップルだった利人と草壁くんなんですけど・・・
新連載では どういう展開が待っているのか・・・
ドキドキしながら新連載を読ませていただきました
そしたら「あかーん!!!!これは あかんやろ?」って展開が待っていましたよ・・・・
ハアハアハア・・・・
胸がつらすぎて 呼吸困難・・・・
ああ・・・やばい・・・
「blanc(ブラン)」第一話



「blanc」とはフランス語で「白」って意味です
利人が京都の大学に在学している遠距離恋愛中のお話でした
ストーリー全体を見ると 利人は大学3年生です
ここから下がネタバレとなっています。
遠距離恋愛が3年目・・・すれ違いはじめてる?
「週末 そっち行くって言ってたけど ちょっと無理かもって」
電話の向こうで 草壁くんが利人と週末に会う約束を断っています
コーヒーを入れながら 電話対応をしている利人の姿が描かれています
「僕もちょっと忙しいし まあ いいよ」と答えながら 利人の目が笑っていない・・・
草壁くんとの会話の途中で 利人の指に光る指輪のコマが間に挟まれます
そして 週末の草壁くんとの約束がなくなった利人は 翌日 ゼミの友人達と バーベキューに行く予定を入れます
大学の友人から 「指輪がゆるゆるやけど 最近ちゃんと食べてる?」と心配される利人



卒業式で告白されて5年。飲み会で再会したアイツの薬指には指輪があった。「てかお前、俺のこと好きとか言ってなかったっけ」俺の言葉にアイツの表情は揺らぎ……。心が震えるほどの感動と痛み、青春の輝きと影を描いた、十代の恋にまつわる6編のオムニバス。
2ヶ月間も会っていないことに気づいていなかった草壁くん
シーンは お好み焼きをジュージュー焼くバイト中の草壁くんへと移ります
どうも利人との約束を蹴って 入った週末のバイトのようです
その草壁くんのバイト先にくる高校生時代からの友人の谷くん
草壁くんのバイトあがりを待って ふたりで飲みに行きます
飲みの先で 「ヨメが出て行っちゃってさ」といきなり重い会話を切り出す谷くん
驚く草壁くん
谷くん、自分のバンドのファンであった今の奥さんと結婚したんですが、子どもが保育園に入ったのを機に「時間ができた」とバンド活動を再開させたのですが!
自分のバンドのファンだったから ヨメは理解してくれているって思っていたのがどうも違ったんですね・・・
いやー・・・これ・・結婚した夫婦のあるあるですねー
谷くんは 草壁くんにも「佐条くん(利人)とはどうなの?」って話を振ってくれます
草壁くんは 利人との話をしようとしますが・・・
言葉が続きません
「あれ この間 会ったのいつだったっけ?」と考える草壁くん
そして 2ヶ月くらい利人に会っていないことに気づくのです
『女を殺した――』電話の向こうから聞こえてきた高飛車な声は、高校時代の同級生・市川光央だった。同じ名前を持つ男・壱河光夫の胸中に、かつての隠微な記憶が蘇る。忘れていた過去が、再び光夫を熱情の中に引き戻す。共犯者として再会を果たした二人の主従関係は、少しずつ新しい形へと姿を変えてゆく……。
ゼミの飲み会で突きつけられる将来への不安
同じ週末、利人は、ゼミの仲間とバーベキューをしている
先生も参加してて、すっごく和気あいあいって感じで!まさに大学生って感じ!!
先生から声をかけられる利人を見て、羨ましがる同級生
「先生に目をかけてもらって ええなー」
どうも 利人たちは来年4年生で 卒業後の進路を考え始める時期にきているようです
「3月から就活せな」
「就職に有利やし博士やな」
「でも 安定できへんで」



利人は、周りの友人達が未来の設計図を悩み語る姿をじっと見ています
そしたら その中に「わたし 結婚する」と言う女子が出現!!
盛り上がる友人たちの中で「20歳になった時 プロポーズされてね 卒業したらって」と頬を赤らめ語りだす女子
その女子の姿を目を見開いて見ている利人



確か 利人も草壁くんも20歳で結婚しようって約束していましたよね?
比良木忍は兄といっても、血の繋がりはない。義理の兄だ。竹蔵は後妻の連れ子として、比良木家に迎えられた。兄はいつも冷たく汚物のように、竹蔵を見下す。深い嫌悪と憎悪に満ちた射殺すような視線。毎日毎時毎秒、兄に殺され続けていた。竹蔵は兄に欲情していた。ある晩、竹蔵は正体を偽って兄の寝室に忍んだ。義姉の香水を身につけ、兄の目を覆い隠す。そして、己の欲望の猛るままに兄の体を貫いた……。
「距離を置こう」「別れるってこと?」
明け方までゼミの連中と飲んでいて利人が帰ると 家の前に草壁くんが待っていました
驚く利人
「しばらく会っていなかったし」という草壁くん
けれど 東京で飲んでたという草壁くんに利人は、やさしくすることができません
お互いが突っかかるような物言いをしてしまいます
今日ゼミの飲み会があったことを話しだす利人
将来のこととかいろいろ話して、「よくわからなくなっちゃった」という利人
利人は 以前見えていた将来が 今は真っ白で見えなくなったと話し 草壁くんに「距離を置きたい」と話します
草壁くんは その利人の言葉を「別れたいってこと?」と聞き返して・・・
利人は 自分のゆるくなった指輪を触りながら「お前は?」と質問返しする
草壁くんは 利人のその質問返しをずるいと言って・・・
ちょっと考えて、ため息をひとつつき、自分がしている指輪を利人に渡します
草壁くんの手は小さく震えてて・・・
そのまま立ち去っていく草壁くんに「光(草壁くん)」と声をかける利人
草壁くんは振り返ることなく「もう 名前で呼ぶなよ」と答え去っていきます
海ホタルの感想
ぎゃーーー!!!
ぎゃーーーー!!!
ぎゃーーーー!!!
もう・・・「ぎゃーーーー!!!」って叫びしか出ません!!!
な・・・なに?この展開???プルプルプル・・・
いわゆる 遠距離ゆえの気持ちのすれ違いと 人生の選択段階に来て 不安定になっちゃってネガティブ思考にまっしぐら!ってやつなのー!?
これ カップルが駄目になるパターンベスト3に入る別れですよ!!
「距離を置きたい」
「それって 別れたいってこと?」
もう!!これも!多くのカップルが一度は会話するであろう テンプレ通りの別れの会話ですね!!!
そして、そのまま別れるカップルがこの世にはたくさんいることを私は知っています
うわーん!!!
このふたりは そんな会話似合わないよ!!!!
読む前は いろいろ複雑な気持ちを抱えていましたが やっぱり 読むと面白い!!!
読んでよかった!!!
高校生時代 明るい未来を見ていたふたりとの対比も面白いです
次号はどういう展開になるのか!期待大ですね!!