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こんにちは！海ホタルです
「ihr HertZ 2022年7月号」掲載の「東京-臨界点-」エピソード1 の紹介です
むちゃくちゃ面白かったです
えっと・・・確実に内容を把握したいと言う方は、本誌の方で確かめていただければと思います(;^_^A
目次
「東京-臨界点-」エピソード1の紹介（ネタバレ有）
弟の蓮がいなくなってから、父と母の期待をひとりで背負うことになった恭平
絶対に次は大学に合格せねばならないと重圧に苦しむ
追い詰められた恭平は、サイコ男である神宮寺に勉強を教わることになったのだが・・・
親からの重圧
神宮寺から勉強を教わるようになった恭平の成績はぐんぐん上がる
母親は上機嫌になり、勉強を教えてくれるお友達にと言ってお弁当やケーキまで用意する
お母さんにも紹介してほしいわ。という母親
恭平は、友達や塾の先生も、成績があがった原因を知りたがっている。もし、誰かに知られたら、教えてもらえなくなります。と答える恭平
母親は、恭平の成績さえあがっていれば文句はなく、それ以上の追及はしない
母親に「必ず合格するから」という恭平
両親の期待に応える息子でい続けなきゃいけないってつらい！
母親から手渡された弁当やケーキが入った紙袋が重くてたまらないと思っている恭平
道中、そっと置いて行っても、親切な誰かが、わざわざ「忘れものですよ」と声をかけてくる
まるで、この重さから逃げることができないぞって言われているようでつらい
神宮寺からの言葉を「うれしい」と思ってしまう
弁当とケーキを持って神宮寺の家へ行くと、中身を見た神宮寺が「チョコケーキ・・・俺が一番好きだって、なんで知ってるの？」と聞く
神宮寺の好物なんて知るわけもない恭平
神宮寺はニコニコしながら「食べさせてくれよ」という
は？と機嫌の悪い顔になる恭平
でも、食べさせてくれるなら、今日は、セックスをしなくてもいいと言われ、しぶしぶ、食べさせることになる
こんなことをしている時間がもったいない。と言いながら、食べ物を神宮寺の口に運ぶ恭平
真顔で、もし、大学に落ちたら、お前を殺して俺も死ぬ。という恭平
恭平の言葉ににやりと笑う神宮寺
「無理心中で新聞に載るのも悪くない」と楽しそう
神宮寺は、余裕がない恭平に向かって、おまえは必ず合格する。それもトップで。という
「おまえは、自己評価が低すぎる」という神宮寺の言葉を聞いた恭平は、その言葉をうれしいと思ってしまう
優真は元同級生の大賀美と付き合うことに。でもSEXばかりで事後の大賀美はかなり冷たい。気持ちいいけどこれってカラダ目当て…？
自分の感情に正直な神宮寺を見ていると・・・
神宮寺から勉強を教わり続ける恭平
一緒に過ごす時間を重ねて、いつしか、恭平は、神宮寺の家へ行くとき、神宮寺が好物のチョコケーキを買っていくようになる
そんなある日、数学の問題を神宮寺の家で解いていると、横で見ていた神宮寺が間違えを指摘する
ミスをして赤くなる恭平
神宮寺は、にこにこしながら、キスをしてくれたら、間違えないように教えてやる。という
文句を言いながら、神宮寺に馬乗りになる恭平
神宮寺はうれしそうな顔をする
その顔を見た恭平は、欲望を隠さない神宮寺のことを怖いと思う
受験直前・・・心が折れる恭平
受験が明後日に迫る
父親から、「子供のころ好きだっただろう」と箱入りの高級チョコを渡される恭平
チョコが好きだったのは蓮であって自分じゃない・・・
心折れる恭平
神宮寺の家へ行き、勉強をせずにベッドの中でまるくなる
恭平が持ってきたチョコを食べる神宮寺は、「勉強しなくていいのか？」と尋ねる
傷ついた顔の恭平を見て、いろいろ察した神宮寺は「余計なことを考えるな」という
そして、恭平のおでこに自分のおでこを当てる
「俺の脳細胞を分けてやってる」という神宮寺
恭平は「ふざけてる」と文句を言うが赤面してる
異常なほど記憶力がいい神宮寺
そのIQは測定不可能らしい
「本当にすべて暗記しているのか？」と尋ねる恭平
神宮寺は、一語一句たがえず覚えていると言う
「うらやましいな」という恭平
そして、そのまま神宮寺に素直に抱かれて・・・
神宮寺に抱かれた恭平は、平常心を取り戻します
前作「ドラッグレス・セックス辰見と戌井」待望の続刊！！
長らくコミックス収録が待たれていた「return」や辰見の本名が明らかになる「名前で呼ばせて編」等の番外編も収録
合格した恭平は、神宮寺と・・・
合格発表当日がやってくる
掲示板に自分の受験番号を見つける恭平
後ろには、いつのまにか神宮寺がいる
恭平が「何しに来た？」と聞くと、「落ちたら心中して、合格したらセックスしようと思って」と答える神宮寺
恭平の手を握り「行くか？」と聞く神宮寺
恭平は神宮寺を見る
神宮寺は笑ってる
そこで、恭平を呼ぶ母親の声が聞こえる
恭平の視線は神宮寺から母親へ
その恭平を怖い顔で見る神宮寺
神宮寺の手を離し母親のもとへ向かう恭平
喜ぶ母に連れられて行く恭平
恭平は神宮寺の方を見る
神宮寺は背中を向けてて、振り返らない
後日・・・
家に帰った神宮寺
玄関の鍵が開いている
中に入ると、お金の入った分厚い封筒とこの部屋の鍵が置いてあった
怖い顔で考えこむ神宮寺
ふと立ち上がり冷蔵庫をのぞく
中にはチョコレートケーキと神宮寺が美味しいと言った高級チョコの箱が冷蔵庫いっぱいに入っていた
たぶん、家庭教師への謝礼金を母に用意してほしいと頼んだんですね
合い鍵を置いて行ってるし、神宮寺との関係を終わらせるってことだと思う
海ホタルの感想まとめ
二日がかりで書きました
セリフとセリフの間にある感情部分を言葉で表すのがむちゃくちゃ難しくって・・・
この空気感をどう文字化すればいいの？って感じ
神宮寺に対して嫌悪感を持っていた恭平が、少しづつ、変化していくのが伝わればいいなと思います
最後には恭平のモノローグが入っていて
恭平は、自分の人生はいつも逃げることばかりで、いつも後悔と罪悪感にあふれていると思っています
神宮寺が、一語一句、記憶ができる男ならば、一言くらい、優しい言葉を残すべきだったと後悔している
きっと、神宮寺ではなく両親を選んだこと自体、後悔しているのかもしれません
でも、恭平は、神宮寺のようにはみ出して生きることがどうしてもできないんですねー
神宮寺は、そんな恭平に、自分と同じ世界へきてほしいと思っている
合格発表の時、二人の気持ちが、一瞬、通じ合うような空気が流れるんですよ
この時、母親が声をかけなければ・・・
恭平は神宮寺との関係を断つこともなかったのかも・・・
いや、でも、確か同じ大学にいるから再会はできるよね？？？
でも、恭平としては、神宮寺とは高校時代のときと同じ距離感を取っていくつもりなんだな
神宮寺はどうでるのか？
ちなみに、冷蔵庫の中に入っているチョコレートの山を見た神宮寺の顔は、まだ可能性は残っていると思っているようにわたしには見えます
神宮寺がどうでるのか？
次回の展開が楽しみで仕方ありません
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