こんにちは!海ホタルです。
今回は、「BE-BOY 2025年12月号」に掲載された「酷くしないで」をご紹介します!
前回、ついに戸田さんと対面した真矢。眠傘との親密さをアピールする戸田先輩と真矢の間に流れる空気感は、あきらかに不穏!
真矢はどう出るのか?
期待の回です!
この記事では、まず作品のあらすじを紹介したあと、ネタバレありで感想・考察を語っています。
「まだ漫画を読んでないからネタバレは避けたい!」という方は、ここから先の閲覧にはくれぐれもご注意ください。
「酷くしないで」12巻に収録予定!あらすじ紹介(ビーボーイ2025年12月号)
眠傘の言葉に、真矢の我慢ゲージがついに崩壊!
「じゃあね」と立ち去る戸田。
その直後、眠傘は「親切な人だろ?」なんてのんきに言うものだから、真矢はびっくり。
「俺、今、煽られたんだけど!」(←心の声)
真矢は「これは話し合いが必要だ」と腹をくくり歩き出す。
真矢は公園で「戸田はお前を狙ってる」と伝えようとするが、そのまま伝えても、眠傘が「君は、またそんなこと言って」と怒り出す未来しか見えない。
言葉を選んでいると、眠傘が、「戸田さんとも仲良くなってほしい」と純粋に笑うから、真矢の我慢ゲージがついに限界突破!
「自分のカレシが他の男に頭を撫でられて嬉しそうにしてたら何とも思わねーと思ってんのか!」
真矢の怒鳴り声に、眠傘は下を向いてしまう。
真矢も「やっちまったーーーーー」と青ざめる…が……。
久々の“ヤキモチ”に眠傘は真っ赤!
「怒鳴って悪かった」と謝る真矢だったが、眠傘の表情は——なぜか真っ赤!
「最近、昔みたいに君がヤキモチを妬かなくなって…ちょっと寂しかった」
眠傘はぎゅっと抱きつき、
「君がもし他の人の頭を撫でて嬉しそうだったら僕だってモヤモヤするよ」
と正直に伝える。
そこからはもちろん、家に帰ってラブラブモード一直線❤
眠傘の変化
眠傘は久々に真矢が怒ったのを見て、
「懐かしいような、大人になったんだなって」としみじみ。
真矢は「前のお前なら怒って帰ってたろ」と返すが、
眠傘は「え?ぼくってそんなひどいやつだった?」とびっくり。
さらに眠傘は、
「僕って無神経だし、愛想尽かされないように頑張るよ」と言う。
——恋愛に関してはあまり自信がない眠傘が、自分をネタにできるくらいには吹っ切れていることに、真矢は思わず驚いてしまう。
眠傘は、「価値観の違いはすり合わせればいいと言われて吹っ切れた」と笑顔を見せるが…
そのセリフと“言った相手”が戸田だと察した真矢は、眠傘の口をキスでふさぎ、そのまま2回戦へ。
深夜、眠る眠傘の横で…
深夜、眠傘の寝顔を見て、真矢の胸に再びざわつきが・・・
キャンプの時、戸田もこの寝顔を見たのかと思うと、イライラがこみ上げる。
眠傘は戸田を純粋に信じている。
でも真矢と眠傘は、喧嘩して、ぶつかって、それでも歩み寄って積み上げてきた関係。
いろんなことを乗り越えて、積み上げてきたがゆえにある自信があったが、それが崩れそうな気持ちになる真矢
考察と感想
真矢の怒りに…「やきもちが嬉しい」眠傘がかわいすぎる
真矢が怒鳴ってしまうシーン、結果的に眠傘が真っ赤になって
「ヤキモチを妬いてくれて嬉しい…」ってなる展開、最高すぎませんか?
真矢がとっさに
「戸田はおまえを狙ってるんだよ!」
じゃなくて
「自分のカレシが他の男に頭撫でられて嬉しそうにしてたら、なんとも思わねーと思ってんのか!」
と言うのがまたリアルで。
本当は “狙われてる” って核心を突きたい。
でも、落ち着いて話し合おうとしている最中に、当の眠傘が無邪気に「戸田さんと仲良くしてほしい」なんて言うから、真矢としては頭が真っ白になって、まず感情のほうが口を突いて出ちゃったんですねー。
しかし、いきなり「狙われてる」と言っても、眠傘は絶対信じないだろうし…
だから展開としては正しいんだけど…
結局、眠傘の戸田さんへの信頼は微動だにしてない。
そして最後に真矢が自信をなくすのも、めちゃくちゃ分かるのです。
だって真矢は、眠傘との信頼を積み上げるまで、本当にいろいろ乗り越えてきたわけで。
それなのに、よりによって戸田さんのことは簡単に信じるのかよ、って……そりゃ揺らぐわー。



まあ、真矢の場合、出会いからして問題ありだったからね…
眠傘がなかなか真矢のことを信じなかったのは仕方がない!
こういう場合、リアルな恋愛だと「もうあいつと話さないで」って言ったほうが負けるってパターンも多いし…どうしたら眠傘が戸田のやさしさを偽物だと気づくのかモヤモヤします。
しかし、ベッドで別の男の話するなんて、眠傘の無神経さがまたもや発動~!
ほかのBLならお仕置きタイムですよ~(笑)
真矢がキスで口をふさいだの、あれ実は“高等恋愛テク”ですからね??
感情コントロールも兼ねているやつ。
戸田先輩の術策がじわじわ効いてるようです
そして二人の甘さの裏で、静かに存在感を増してるのが戸田さん。
「価値観の違いはすり合わせて行けばいい」
この言葉で眠傘の自己肯定感がグッと上がってしまった。
つまり眠傘の中で、戸田という存在がかなり大きくなっているということ。
戸田さん、眠傘のコンプレックスを“的確に”ほぐすことで、
真矢とは違う角度から眠傘の心に入り込んでるんです。
深夜、眠る眠傘の隣でイライラを募らせる真矢のシーンも象徴的。
あれはもう、完全に心理戦の影響で心の軸が揺らぎかけている状態。
戸田さんは、真矢と眠傘の信頼を崩すために、静かに攻めてます。
この“じわじわ感”が本当に怖い。
今後どう転ぶのか考えるだけでゾクッとします。
戸田の魔の手から眠傘を守って…真矢!
そして、ここからは私の妄想ですが…
眠傘の自己肯定感の低さって、ものすごく扱いやすいんですよね。
もしも、もしも、眠傘が戸田さんとくっついたら……と想像すると…
ああいうタイプ、ちょっと……サイコパスって言うんですか?
相手の自尊心や思考を全部まとめて掌に乗せちゃう感じのやつ。
褒めながらコントロールして、
気づいた時には眠傘の自尊心も個性も全部むちゃくちゃにしていそう。
で、平気で捨てそう。
ああ…怖い未来しか見えないヨ…
だからこそ—
真矢には、絶対にがんばってほしい!!!
眠傘を守って——!!!
























