独占欲の強い年下攻めがイイ!!「猫屋敷先生と縁側の編集者」砂原糖子

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こんにちは!今日のレビューはBL小説です!!

読者様からのおすすめの本で「猫屋敷先生と縁側の編集者」砂原糖子先生だよ!!

肌色率が高いことで定評のある笠井あゆみ先生がイラストを手がけていますが、この作品は、表紙はおとなしい感じですよね!!でも、中のイラストは、がっついている感じでいいよー!!

独占欲の強い年下攻めが大好きな人にはたまらん1冊だと思います!

では!レビューに行ってみよう!!

 

作品詳細

 

華やかなファッション誌から、地味な文芸誌に突然の異動!?畑違いの職場で一からキャリアをやり直すことになった編集者の晶川。担当に任命されたのは、ベストセラー作家だけれど、超遅筆と評判の本屋敷平だ。足繁く通っても不遜な態度で、縁側で猫と居眠りしてばかり。この男から原稿を取り上げて部員を見返したい──!!ところがある夜、迷い込んだゲイバーで偶然、本屋敷と遭遇し…!?

引用:Renta!より

 

登場人物

「攻」本屋敷平(本名:泰良)
書かないベストセラー作家。26歳
「受」晶川夕麻
ノンケでクォーターのイケメン編集者
 

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「猫屋敷先生と縁側の編集者」のここが面白い!

原稿のためにゲイのふりしちゃうノンケ編集者が面白い!

主人公の晶川は、所属していたファッション誌が休刊したのを機に文芸誌に異動になっちゃうのね。そこで、初めての担当した作家が本屋敷(通称:猫屋敷)先生なの。

文芸畑を知らない人間にでも担当ができる作家さまなのかと思いきや、その逆で、本屋敷先生は、ほんとに書かない作家さまだった。

剪定もされていない垣根にぐるりと囲まれた趣ある日本家屋で、たくさんの猫に囲まれながら地味に暮らす本屋敷先生は、わがままで傍若無人・・・さらにルーズで、このままでは今月号の原稿が落ちちゃいますって状態になっていても書かない・・・

晶川を本屋敷の担当にした編集長は、はなから期待などしていない様子で、原稿を貰えず帰社しても怒らない・・・それが逆に晶川の負けん気をメラメラ燃やすことになっちゃうのね。

ある夜、たまたま迷い込んだバーで本屋敷先生が男同士のエチに興味があると知り、ゲイのふりをしてしまい、原稿と引き換えに体の関係を許すことになってしまう。

その時は、お酒の力もあって、「原稿のために・・・」と約束しちゃったんだけど、翌日には大きな後悔・・・

だって、晶川はノンケだから!!真面目な性格もあって男同士のやり方を青くなりながらも勉強し、痛いだけの初体験をしてしまうのだ・・・

ここで面白いのは、本屋敷先生は、美人の晶川は男同士のエロに経験豊富だと勘違いしているところ!!

事の最中、痛みで晶川のブツが萎えっぱなしでも、「そういうもんだ」と晶川に言われたら信じちゃうんだよね・・・

わがままで態度も体もでかい本屋敷先生が、晶川相手だと、時々、素直な年下になっちゃうのが、とてもいい味を出しているんです!!

本屋敷とのエチが失神するほど嫌だった晶川が、本屋敷に惹かれていき自分から欲張るようになっちゃうまでの過程もすごく楽しめます。

心を伴わないエチより、心を伴うエチのほうが多幸感が大きいものだと思わせてくれるのもよかったですね!!

 

攻めは受け夢中!受け重視派は大満足の独占欲強めな年下攻め!

学生時代、同居していた友達にほのかな感情を抱いていたけど、自分が本当にゲイなのかどうかはずっとわからなかった本屋敷先生。

だから、実際に男とやればそれが判明するのではないかと、晶川と「ヤッてみたい」って言うんだよね

でも、一線を超えちゃったら最後・・・晶川くんが持つ他の作家さんに嫉妬したり、晶川くんがひとり勘違いをし、本屋敷先生と距離を置こうとしたら電話攻撃を仕掛けまくったりと、晶川くんに夢中になっちゃうの。

もともと、わがまま気質がある作家先生さまなんだけど、そこに年下ならではの子供じみた独占欲をむき出しにしてくるのが、むっちゃ萌えました!!

好きになった相手が、これだけの美人だと、回りにいる人間全てが恋敵に見えちゃうんだねー。笑!

前半は、本屋敷先生が晶川くんを好きと言うまで・・・後半は、体だけの関係を続けていたふたりが、おつきあいという関係になるまでが描かれています。

ひたすら受けに夢中な攻めには最後までニヤニヤさせていただきました!
 

試し読みはこちら

 

まとめ

最初は、イヤイヤだったはずだったのに、心が相手に惹かれることによって戸惑ったり、嫉妬したりしちゃったりする受けの様子がすごく楽しめました。

受けが、なかなかはっきりしない部分は、じれったさを通り過ぎて「イライラ」ってなっちゃう人もいるかもしれません・・・でも、私は、ノンケゆえに、関係をはっきりさせる怖さっていうものには共感できました。

攻めは、猫を飼っているのに、本人自身は、甘えたな大型犬って感じなのも面白かったです。

砂原先生、初読みでしたが、とても、読みやすかった!!他の作品も、ぜひ、読んでみたい!オススメしてくれた読者さまには、感謝!感謝!です!!

今日の記事はいかがだったでしょうか?楽しんで頂けたらうれしいです!

シェアしてくれたらうれしいです!

2 件のコメント

  • 海ホタルさん

    おはようございます わーい!お役に立てて、嬉しい\(^o^)/
    いや本当に、身近に腐友がいないので本屋で腐女子を見つけると、話しかけたくてうずうずするんですよ。
    マンガ王国は、お米の国、お酒の国でもあります。
    そうそう、海ホタルさんのお好きな、キヅナツキ先生も、同県出身ですよー
    先生の「リンクス」は読まれました?そこに出てくる攻め受けカップルの名前が、すべて町や市の名前なんです。読んでいて気づいて同じ県出身とわかっちゃいました〜ちなみに、その名前の所に住んでいます(^_^)

    • みかりんさんへ!
      本屋にいるBLコミック片手のお客さんに話しかけたいって気持ちわかります!!わたしも一緒です!!
      「リンクス」に出てくる登場人物、町や市の名前なんですね!!初めて知りました!!
      いいなー。そういうのすごく親近感が増しますよね!!ちょっと、読み返してみます!!
      去年、夏の旅行で遊びに行ったんですよ!!海はあるし、山もあるし、とってもいいところですよね!!

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