「OPERA」vol.68が昨日発売されました!!
お目当ては同級生シリーズの「blanc(ブラン)」です
さっそく紹介記事にいってみたいと思います
目次
「OPERA vol.68」に掲載です
「web opera vol.01 」電子配信中です
OPERAさんのweb版の増刊が始まりました
なかなか面白かったですよー!!
vol.02は6月20日頃の配信予定となっています
「blanc(ブラン)」第2話 の紹介(ネタバレ有)
原先生が登場!草壁くんと佐条くんが別れたことを察する?
冒頭・・・自宅で自分の指にはまる指輪を見る草壁くん
その指輪を静かに外し、置きます
シーンは変わり、原先生の姿が!
他の先生に、「佐条利人の連絡先ってご存じないですか?」と聞かれる原先生
どうも、同窓会誌に利人のことを載せたいけど、親は不在がちで本人と連絡が取れないとのこと・・・
原先生は、利人の連絡先などわからないって思うんですけど、以前、ソラノが利人と連絡先を交換しあったと言っていたのを思い出します
シーンは変わり、スマホのアラーム音で起きる草壁くんの部屋に移る
PCで、メールチェックをする草壁くん
そこにはコンペに参加した結果メールが届いていて・・・それは「残念」メールでした
そのメールを冷めた目で確認する草壁くん
そこにスマホが鳴ります
知らない番号だけど出る草壁くん
電話の相手は原先生
「佐条(利人)の連絡先教えてくんない?」と聞く原先生に「さあ・・・」と答える草壁くん
原先生は、草壁くんがヤキモチで教えないと思ったのか、あわてて、私情ではなく、学校からの連絡であることを伝えます。
けれど、草壁くんは「知らねーよ。俺も連絡とってねーし」と冷たく答えます
驚く原先生
「なに・・・お前ら別れたの?」
原先生の言葉に、電話を切ってしまう草壁くん
電話をもったまま、驚いたままの原先生・・・
比良木忍は兄といっても、血の繋がりはない。義理の兄だ。竹蔵は後妻の連れ子として、比良木家に迎えられた。兄はいつも冷たく汚物のように、竹蔵を見下す。深い嫌悪と憎悪に満ちた射殺すような視線。毎日毎時毎秒、兄に殺され続けていた。竹蔵は兄に欲情していた。ある晩、竹蔵は正体を偽って兄の寝室に忍んだ。義姉の香水を身につけ、兄の目を覆い隠す。そして、己の欲望の猛るままに兄の体を貫いた……。
その頃・・・京都の佐条は宮村さんと・・・
シーンは、京都の利人の家に移ります
利人が起きるシーンが入りますが、時間は夕刻っぽいですねー・・・
玄関の呼び鈴が鳴って、利人が出ると同じ大学に通う宮村さん(←女子)がいる
「LINEしたし、電話したし!」どうも、3日間ずっと音信不通で心配してきたようです
そして、無精髭をはやしている利人を見て「風邪?」と驚いて、風邪ならおかゆさんとか作ろうか?と言ってくれる
けど、利人は「飲みたい」と言って!
宮村さんとそのまま飲みに行く利人
宮村さんは「無精髭が似合わない!」と利人に言うけど、お店で向かい合わせで座ると利人の無精髭姿にドキドキしちゃいます
そのドキドキして挙動不審な宮村さんに「どうかした?」と聞く利人
宮村さんはドキドキを隠すように「出掛けにシャワーあびたけど、もーちょい髪乾かせばよかったね。ドライヤー買ぉたら?」と言う
宮村さんのその言葉に、「ああ、それ前に・・・」と言いかける利人ですが、その後に続く言葉を飲み込みます
そして、目ざとく利人の指輪が二連→三連になっていることに気づく宮村さん
利人は「別れちゃった」と言います
ラブラブだった東京の彼氏と別れたという話に驚く宮村さん
宮村さんは利人のつけていた指輪の意味を「結婚」という意味だと思っていたと話す
利人は、「そういう話(結婚)もあったけど・・・やめておこうってなって・・・」と答えます
理由は、社会的に同性婚について大きく変化がある時代になってきていて、下手に養子縁組をしたほうが、その後、いろいろややこしくなるから・・・ということからでした
「へえー」と答える宮村さんに、「でも、よかったよ。戸籍なんかいじって、へんな跡残さないですんで・・・」と答える利人
その利人の返答を「ひくつだ」と指摘する宮村さん
「ほんとは佐条くんは養子縁組したかったんじゃないの?」と追い打ちをかけます
「曖昧にされて頭にくるのは当然!文句のひとつでも言うべきだった!」と強くいう宮村さんに「そんなつもりはない」と否定をする利人でしたが、思い出すのは、高校の卒業式の日、一緒にうずくまり、草壁くんと思いを通じ合わせたシーンで・・・
「今からでも、やっぱり結婚したいって言うべきだ」とアドバイスする宮村さんに、利人は、ノンケの草壁くんと付き合うということは、いつか終わりが来る日が来ると思っていたと言い
「本当につらいけど、これでいいんだ・・・」と言います
「自分に自信がない」「あいつが変な目で見られたり何かを失ったり傷つくよなことがあったら、全部、僕のせいだ」とさらに言葉を続ける利人
自分で自分を傷つける言葉を連ねる利人に
「でも、結婚するってそういうもんちゃうの?」
と、結婚の真理を投げつける宮村さん!
しかし、宮村さんの言葉は、利人の心には響かなかったようで「女の宮村さんにはわからないよ・・・・」と言うのです
頭をうなだれている利人は宮村さんが席を立つ気配を感じます・・・
友達を傷つけて・・・失って・・・・このまま一生一人で・・・・と思う利人
しかし宮村さんは利人の手をひっぱって「行くで」と言う
ここで続くとなっています
海ホタルの感想
後半は、宮村さんと佐条くんの会話が中心となっています
無精髭を生やした佐条くんが妙に大人っぽかったです
よく考えれば・・・二十歳を超えているんですよね~・・・・しみじみ・・・・
前号と合わせて一気に読んでみましたが・・・・
ここで別れなかったら、きっと、ただの「喧嘩」なんですよね~・・・・きっと・・・
恋愛は、こういう分岐点で押すか?引くか?って部分が、非常に難しい・・・
でも、いきなり「結婚」「養子縁組」という話に飛んだのには驚いちゃいました!
前号を読んだ時は「カップルあるある倦怠期かな?」って思っていたんですけど・・・?
根っこ部分の問題は、けっこう重い!?
利人は、約束通り草壁くんと結婚した未来しか考えていなかったから
それができなかったことで、その先に続く未来がわからなくなったって感じですかね?
あと、草壁くんも、どうも、夢から遠い場所に居ることで・・・・ストレスがたまっていそうです。
そういう心の余裕の無さが、あっさり「別れよう」と言った原因なのかな?
心が荒むと、いろんな大事なものが見えなくなりますよね
救いは、草壁くんのもとにある、指輪ですよね・・・
久しぶりに原先生も登場で!!「うわー!ハラセンだー!」って思っちゃいました!
今号も、とっても楽しめました
第一話で草壁くんは二連のうちのひとつを利人に返したんですね