こんにちは!海ホタルです。
今回は、「BE-BOY 2025年7月号」に掲載された「酷くしないで」をご紹介します!
実は、発売日前日までの私は、戸田さんのことを「眠傘にやたら馴れ馴れしくてイラッとするけど、そこまで悪い人じゃないのかも…?」なんて思ってたんですよ。
……でも、今回の展開を読んで、「バカバカバカッ!!」って自分の脳天をぶん殴りたくなりました(笑)。
この記事では、まず作品のあらすじを紹介したあと、ネタバレありで感想・考察を語っています。
「まだ漫画を読んでないからネタバレは避けたい!」という方は、ここから先の閲覧にはくれぐれもご注意くださいね!
目次
「酷くしないで」コミック12巻に収録と予想!あらすじ紹介(ビーボーイ2025年7月号より)

沖田有帆、芥河和真、雨ウオ、アラタアキ 原作/HERO、Arinco、一ノ瀬ゆま、羽毛、おげれつたなか、竹竜サン太、黒井モリー、佐倉リコ、CTK、田中鈴木、中込いくさ、なつだ大正解、ねこ田米蔵、灰野ネム、HISADA、溝口ぐる、モケ太郎 豪華執筆陣!!
ホテルでの会話
ホテルでアオくんのことを真矢に話す眠傘
眠傘がアオくんに話した内容と聞いた真矢は、さすがにアオくんのことを気の毒だと思っている様子
眠傘は、どや顔で「諦めがついたって言っていたよ」と報告!
真矢は、アオくんのことを気の毒に思いながらも、ベッドの中で見せる眠傘のかわいい顔にメロメロです。
戸田の思惑
一方その頃、戸田さんの部屋では、BBQの準備をする戸田さんと友人が会話中。
あれだけ懐いているんだから、もう一押しって感じじゃないか?という友人に、眠傘にはイケメン彼氏がいると笑顔で答える戸田さん
戸田さんは、そろそろ、あのイケメン彼氏君(真矢)に自分の存在を認識してもらう段階にきているとふふっと笑っている
戸田さんは平然と「略奪愛は罪じゃない」と言い、それに対して、「横取りは好きじゃない」と言う友人

BBQの予定を話す眠傘
戸田さんの思惑など知らず、戸田さんを信じている眠傘
眠傘は、沖野・真矢・久谷との鍋パーティ中に、「今度ゼミの人たちとBBQに行くんだ!」と嬉しそうに報告。
戸田さんのことを警戒している沖野は猛反対。
けれど、「BBQって初めてで…すっごく楽しみなんだ」と無邪気に笑う眠傘を前にしては、誰も強く反対できなくなってしまう。
しかし、真矢は、お酒に弱い眠傘のことを心配…「酒グセが悪い」とまで言われる眠傘
久谷さんも、身近で起きたアルコールの怖さを語って…
眠傘は、真矢に「絶対にお酒は飲まない」と約束をします。
そしてやってくるBBQ当日・・・
戸田が車で眠傘を迎えに来ます。荷物の多さに驚く眠傘ですが、車内で「実はお泊まりBBQ」と聞かされてビックリします!
考察と感想
戸田さん…どうやら眠傘を“落とす”ために、ゼミの友人を巻き込んで、逃げ道をふさぐかのような“囲い込み”戦略を仕掛けていたようです。
友人の反応も、「いつものあれか…」といった雰囲気で、あくまで静観。戸田にとって、恋愛はまるでゲーム感覚なのかもしれません。
とはいえ、「コミック11巻」の時点では、戸田さんは眠傘の悩みに真摯に耳を傾けながらも、眠傘の恋人が同性であるかのような会話をしていません。その時の戸田さんは、あくまで察しのいい、頼れる先輩といった印象。眠傘もその空気に乗せられ、自分からぽろっと打ち明けるような形で会話が進んでいました。
あの時点では、真矢の存在を知っていたとは思えないやりとりでしたが――今回のエピソードを読むと、実は最初から、眠傘の恋人が“同性”であることを把握していた可能性が見えてきます。
だとしたら、あの穏やかな笑顔の裏で、すでに何かを画策していたことになります。
まずは「理解ある年上の先輩」として信頼を得る。それが戸田さんの“第一段階”だったのでしょうか。

底知れないものを感じてゾクッとしました!
そんな戸田さんの思惑など知りもしない眠傘は、初体験のBBQもキャンプも、めちゃくちゃ嬉しそう。「泊まりだと知らなかった」ので驚いてはいますが、楽しみにしている様子はまさに、虎の巣に飛び込む純粋無垢なうさぎ…。
真矢も、内心では不安を抱えているはずなのに、楽しみにしている眠傘の姿を前にすると、強くは出られない様子。この判断が、後々、逆に自分の立場を危うくしてしまいそうな予感がして、見ていてハラハラします。
さらに不穏なのが、久谷さんの「アレルギーの人にお酒をこっそりと混ぜたバカがいる」という経験談。
深読みかもしれませんが、何かのフラグに思えてしまって怖い…。
もちろん、そんな展開にはなってほしくないし、心から「何も起きませんように!」と祈るばかりです。
眠傘自身は、「いい先輩たちに出会えた」と喜んでいましたが、もしゼミの仲間たちが戸田の“裏の顔”に気づいていて、あえて見て見ぬふりをしているのだとしたら……
その事実を知ったとき、眠傘が受けるショックは計り知れません。
ただ、戸田と友人との会話のトーンを見る限り、今回はそこまで深刻な展開にはならない気も。
あくまで「真矢に揺さぶりをかけるためのイベント」っぽい印象も受けました。
とはいえ──
もし眠傘が真矢よりも戸田の肩を持つような流れになったら……読んでいるこっちも心がえぐられそうです。
怖くて、でも続きが気になって仕方ない……そんな感情が渦巻く回でした。
次号の展開から、目が離せません!