こんにちは!海ホタルです
こちらの記事では「マガジンビーボーイ2021年1月号」より、「カーストヘヴン 31話」の紹介をしています
実は・・・今回は個人的に「この展開は望んでいなかった・・・っ」て部分がありまして・・・
読んでてエノの気持ち悪さに胸糞が悪すぎて・・・
二度読みが苦痛で・・・
そのため、なかなか書きだせなかったのですが・・・
とにかく書きださねければ・・・何も始まらない・・・と書きだしました
で!!
書きだしたら、長くなりました・・・(笑)
目次
緒川千世「カーストヘヴン」31話 紹介
ヤマシタトモコ、蓮川 愛、緒川千世、桜日梯子、レロ、志野夏穂、ねこ田米蔵、楢島さち、鳴坂リン、ダヨオ、稲荷家房之介、山田2丁目、野ノ宮いと、相葉キョウコ、御景 椿、田中鈴木、ヒサオ、いらぎなのり、悠、豪華執筆陣!!
掲載作品のチラ読みは公式ホムペからどうぞ!
緒川千世「カーストヘヴン」30話 紹介
新キャラが登場!留学から帰ってきたスラッカー!
前回、先生からなにかしらの話をもらったあつむ
それは「生徒会長」になることだった
久世は「まさか、あつむが生徒会長になるなんて」と驚いているが、久世はあつむに付き合って生徒会書記になった
そして、冬休みが終わった後、留学から戻った生徒の案内をするあつむ
もともとはこの学校にいた松城大昇(まつきたいしょう)
オーストラリアに留学していて帰ってきた大昇のカーストは「スラッカー(お調子者)」
クラスに案内された大昇は、スラッカーらしく、にこにこしながら関西弁でオーストラリア留学を面白おかしくみんなに話す
大昇の話を聞いて大笑いする由美をみて、あつむは安心する
なぜなら、刈野が不在がちでクイーンの由美の機嫌が悪かったからだ
クラス中にオーストラリアのおみやげを配る大昇
梓にも「はい」と渡す
梓は、暗い顔をして返事もせずに席をたつ
大昇は「うわっ!最近の若者はけったいやな!って1歳しか違わんわ!!!」とひとりボケツッコミをする
周りのクラスメイト達が「梓がこのクラスのターゲットだから関わるな」と大昇に言う
大昇は「へー」と興味あるような・・・ないような・・・適当な返事をする
仕事と育児でいっぱいいっぱいの日々を送っていたタケ。
アオトに思わず弱音を吐いたとき、抱きしめられ「頑張っててえらいね」と慰められてから
アオトのことを意識していまい…?
エノと意味深な空気の刈野
教室から出た梓
梓の頭の中は、常に刈野をどうやって突き落とせばいいのかってことでいっぱいだ
そんな梓の目の前とエノと刈野が連れ立って歩いているのが目に入る
エノは刈野のことを「かりのん」と呼び、今日、下ろしたばかりの香水の匂いはどうかな?と聞いている
刈野はエノが髪を持ち上げて露になった首すじに顔を近づけて「いい香りだ。似合ってる」と答える
ふたりの会話を聞いている梓
その梓の後ろにいるのは巽
巽に声をかけられて、はっとなる梓
巽は、刈野のお目付け役だから刈野を見張っていたみたいで
最近、エノと刈野が一緒につるんでいるのを心配している
「僕はとても危惧している・・・滉平(刈野)がエノに引きずりこまれやしないかと・・・」という巽
梓は「はっ!あの人でなしが!」と答える
巽はそんな梓に昔話をしだす
刈野を心配する巽
昔・・・刈野の祖父がなくなり、その葬式を遠くから見ていた巽
大人たちの輪の中で祖父の死を悲しみしくしく泣く幼い刈野がいて
その幼気な姿は周りの大人たちの涙を誘い、慰められていた
その姿は、まさに彼が愛されて生まれてきたことを象徴していた
けれど、葬式の後、巽は、偶然、道端で火を燃やしている刈野をみかける
声をかけた巽
すると、刈野は、祖父からもらったおもちゃを燃やしていて・・・「ずっと邪魔だった」と冷たい目で答えて・・・
その時の刈野のことを「底が見えない暗く冷たい目をしていた」と話す巽
そして、今の刈野はその時と同じ目をしている。と梓に話す
巽は、このままエノと一緒にいたら刈野が変わってしまう。と心配し、エノの特別な存在である神楽を探ってみたけど口が固くて・・・と話す
神楽を襲う梓!
それを聞いた梓は、放課後の人気のいない靴箱にいる神楽のことを背後から襲う
いきなり後ろから首を絞め上げられる神楽
「エノについて知っていることを全て話せ!」という梓
神楽は「何も知らない!」と言い張るが、梓の力は弱まらない
梓は巽の名前を出す
神楽は、巽の名前を聞いて「君が巽が言っていた子か!」と言う
すると、神楽は、梓のことをそのまま背負い投げする
床に体を打ち付ける梓
神楽は、巽から梓のことを聞いて、梓のことを「できた人間」だと思っていたようで・・・
でも、背後からいきなり襲う梓はとても「できた人間」とは言えない
巽には買いかぶりすぎだと言っておくという神楽
そして「卑怯な人間に協力するものはいない・・・君はエノに勝てない」という神楽
周囲からの人望も厚いエリート営業マン・八木橋は隠れゲイ。
ある理由から、性的指向をひた隠しにして生きてきた。
そんなある日、取引先が新たにオープンさせる
レストランのフロアマネージャー・君島に出会う。
エノが学校の中に作っていた秘密の場所
シーンはエノと刈野
エノは苅野のことを人気のない教室へと連れていく
「ハイクラスしか行けない社交場につれていってあげる・・・キングの“かりのん”にはその権利があるから」というエノ
たどり着いたのは、立ち入り禁止の立て看板やら立ち入り禁止の紙が貼られた教室
エノは、その教室の扉を開ける前に刈野に「絶対に口外しない・・・、NOと言わない・・・誰かに好意を抱かない・・・約束して」と念を押す
刈野は「なんだ?それ?」というが、エノは「ここは支配者だけが参加できる自由な空間だ・・・“好き”とは相手に屈服すること・・・心を支配されるなんて支配者失格だろ」という
エノの答えに、クッ・・・と笑う刈野
そして、エノが扉を開けるとそこには裸同然で体をくっつけあったり、キスをしている連中がいた
その中心には男ふたりに前も後ろも犯されている男がいる
エノが現れて、うれしそうに「待ってた」「エノがいないとつまらない」という裸の男や女たち
エノは苅野に「好きな奴を選んでやってもいいよ」と言う
刈野は「乱交パーティか」という
中心にいて犯されている男は仮面を被されている
エノは「そいつはターゲットだから何をしてもOK」という
犯されている男は仮面をつけられてただの玩具のように扱われているが、エノに声をかけられて、うれしそうに「エノ様」と声を出す
エノは各クラスのターゲットをここで従順な生贄として躾けて玩具にしていると話す
そして、「僕に挿れられるのはキングだけなんだ」と言って刈野にまたがるエノ
刈野は「なんのためにこんなことを・・・」とエノに尋ねる
エノは「僕は腐ったリンゴになりたいんだ・・・でも、腐って朽ちるのが自分だけじゃないと安堵したい・・・」と答える
そして、刈野の顔に顔を寄せて「みんな一緒だ・・・怖くない・・・一緒に堕ちよう」という
そっと目を閉じる刈野
大昇が「ボードを教えてよ!」
そして、シーンは梓へ
神楽に投げ飛ばされたくやしさを公園でボードをして発散している梓
けれど、ボードがつまずいて思いきりこけて・・・
「チキショウ!」と怒りをぶつける場所もなくひとり叫ぶ梓
けれど、そんな梓に空き缶が当たる
その缶は、公園横を歩く通行人が公園に投げ捨てたもの
梓は、通行人に向かって思いきり缶をなげかえす
缶が顔に当たった通行人は、梓の胸倉をつかんで「何すんだ!」と詰め寄ってくる
梓は「てめーが先にやったんだろ!」と言い返す
一触即発となるふたり
そこにぬっと出てくるたいやき
は?って目をする梓
そこには、たいやきを持った大昇が立っていて「あんちゃんたち・・・夜やで・・・たい焼きやるから静かにしようや」という
通行人は、「ちっ!」と舌打ちをして去っていく
大昇は梓を見て「おっ!」って感じで!
知ってる顔や~って反応をして「この近くなんか?運命を感じるわー」と軽く話しかける
梓は、「てめえなんか知らねえ」と大昇に背中を向けるが、梓がスケボーでグラインドをすると、大昇は「すごいやん!」と大歓喜!!!
「同級のよしみや!教えて!」という大昇
大昇の軽さに「うるせー!」と怒鳴る梓
大昇は「えーーーーー」と残念そうな声を出す
梓は「お前のために言ってるんだ」という
大昇は「ああ!カーストゲームやな!」と答える
でも・・・
「あのな!でっかい世界を見たら、そんなこと気にしていたのがちっぽけやって思うわー」と言う大昇
にこにこしながら「外の世界を見るとええで!世界は広い!」と言って、梓にたいやきを渡す
梓は、たいやきを口にする
大昇は「俺も頭から食べる派!あんちゃんとは気が合うな」と笑う
そして、明日も、この時間でここで会おう!と言って去っていくのです
海ホタルの感想まとめ
個人的には、一方的な暴力的なシーンは苦手でして・・・
「カーストヘヴン」も1巻は乗り越えるのが大変だった派です
でも苦痛を乗り越えた後に訪れるハッピーって乗り越えた分、大きくって!
最近は、そのハッピーのビッグウェーブにのりかかっていたところだったので
ここにきて、いきなり落とされた感がちょっとつらかったです
いやいや、学校内に乱パ会場を作るって・・・・
ほんとこの学校の先生たちはどうしているんだ?
エノのクレイジーさも気持ち悪ければ、刈野がエノにされるがままになっている姿も気持ち悪かったです・・・
しかも、各クラスのターゲットを選んでって・・・
梓もその対象だと思うと、もう、気が気じゃない・・・
でもね・・・ギリギリのところで刈野を信じている自分もいて!
エノの悪事の証拠をつかむために、わざとエノの言いなりになっているんじゃないかと希望を持っています・・・
うわー・・・しかし・・・刈野が目を閉じた先が気になるよ~!!!
巽と神楽は、共通の目的を持った同志に見えました
そして、巽からみた梓の印象を神楽を通じて知れてうれしかったです
記事の中にも書きましたが、梓は、本当に強いんですよ
どんな逆境にも負けないタフさがある
ただ、ちょっと、いろいろ頭が足りなくて、口より先に手が出ちゃうだけなんだよね~!
大昇が軽く絡んでくることも「お前のためにならない」って心配してくれているしね~!
さて・・・
この時点で、あつむが生徒会長になったこと
大昇という外の世界をしる留学生が帰国したこと
全てがどこで一本の線につながるのか!?
楽しみにしたいと思います