今回がクライマックス回だったんですが、前回の怒涛の展開からどういう着地点にたどり着くのか?
ワクワクしながら読みました
では、紹介に行ってみよ~!!!
「黒い聖者は二度笑う」サガミワカ
優しい天使の仮面を外した神父に
鋼は身も心も暴かれて――!?
「俺のアオハルが進まない」加藤スス
陣内とお付き合いを始めたけど、その後ってどうすればいいの!?
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「黒い聖者は二度笑う」第5話(ネタバレ有)
思い出した記憶
自分に馬乗りになってコーフンした顔をしてる暁を見た鋼
鋼は、2年前、先輩が刺された現場で野次馬の中に同じ顔があったことを思い出す
暁に一方的に犯された鋼は服を着て病室を出て行こうとする
フラフラしながら歩く鋼の後ろ姿を見て、思わず、鋼の手首をつかむ暁
鋼は「もう用はないだろ!」と言って、暁の手を振りほどき出ていく
鋼に拒否をされた自分の手をじっと見る暁
どん底まで突き落とされ・・・再び立ち上がり・・・
家に帰った暁は、ひたすら泣き続け仕事を休む
連続欠勤となった鋼を心配するハルカとヤマさん
あの日、病院から引きずってでも一緒に連れ帰るべきだった・・・と心配している
あの神父との間になにかあったんだ!?と予測しているふたりだけど、どうすることもできず、ひたすら鋼の住むアパートに通う日々が始まる
ヤマさんとハルカが来ても、家から出てこない鋼
鋼が助けを求めたときにいつでも答えられると伝えたくて、毎日、なにかしらの差し入れを持っていく
ヤマさんとハルカが帰った後、ヤマさんとハルカがドアノブにひっかけていった差し入れを受け取る鋼
鋼は、一体、なんでこんなことになったのか?
ひたすら考えている
自分が先輩を好きになったから?
あの日、犯人の胸を打つ勇気がなかったから?
雨が降って、教会で雨宿りをしたから?
考えすぎて疲れて、包丁に手を伸ばすこともあるけど、ヤマさんとハルカが持ってくる差し入れが目に入ると、自分を刺すことができない・・・
そして、そんな日々が続き・・・
いつしか、自分が凹んでいる間に暁の思い通りにことが運んでいることにバカバカしい気持ちが湧いてきて・・・
改めて、2年前の川崎の事件に向き合うため、事件現場に向かう鋼
お金持ちの女性の元でヒモ生活を満喫中の陽介。ある日、本番禁止のお店で女の子に手を出したことが、経営者の筋間にバレてしまった! 代償のお仕置きで、初めてア●ルにオモチャを挿れられてドロドロにされた陽介は・・・
暁の傍にいることを選ぶ鋼
先輩が刺された場所に寝転がり、あの時、先輩が見たであろう景色を見てみる
自分を犯している間、暁は「君はずっと真実から目を背けている」と愉快そうに言った
鋼は「そうだ・・・俺は間違えていた」と思うのです
既婚者である先輩に恋をした自分があさましく恥ずかしかった2年前の自分
でも、あの日、自分は好きな人を目の前で失った
それを受け入れられなかったことで、心の傷はひたすら膿み続けた
自分は、事実を受け入れなければならなかったんだ・・・と思うのです
鋼が先輩の死を悲しんでいると、現れるのが暁
鋼は暁をキッとにらむ
暁は「僕がコワくないの?」と楽しそう
暁は、今日、ヤマさんとハルカが鋼がいないと教会にやってきたことを話す
暁に「ちょっと歩かない?」と誘われる鋼
鋼は暁のことを警戒しているが、同時に、警察官として真実を追求したいという気持ちもある
自分のことをいきなり犯した暁は異常だった
けれど、信者の前での暁は、間違いなくいい神父なのだ・・・
わけがわからない・・・と思いながら暁の後ろを歩く鋼
暁は、雨宿りをしに教会に入ってきた鋼と再会したことを「運命だよね」という
鋼は「運命」って言う割には、ひどい暴行をうけたけどな!と返事をする
暁はにこにこしながら「でも気持ちよかっただろ?また君とエッチがしたいな」と返事をする
暁の返事に頭がクラクラしてくる鋼
そして、暁は、「鋼が死んでいなくてよかった」と笑う
鋼は、暁のセリフの意味がよくわからない
暁は、自分と長い間、おしゃべりすると死んだり死ななかったりするからね・・・と話す
そのセリフの奇妙な言い回しを不思議に思う鋼だが、なんとなく、暁がなにを言いたいのかはわかるような気持ちになる鋼
暁との会話は、目を背きたい事実を突きつけられ精神を嬲られる・・・追い詰めらえて死を選ぶ人がいてもおかしくない
他の人間にも同じようなことを?と聞く鋼
そしたら、「エッチしながらおしゃべりしたのは鋼さんだけだから」と楽しそうに答える暁
暁ののんびりした答えに脱力する鋼
鋼の反応を見て楽しそうに笑う暁は「僕はおしゃべりしただけ」と言う
暁のことを「お前は、人の身体と精神を嬲って喜ぶ異常者だ」という鋼
暁は「うん」と答えてにこにこしている
さらに鋼は「人として最悪だ!卑怯者だ!」と暁のことを責める
でも、暁は「君になじられるとゾクゾクする」と笑っている
鋼は「だから、これからもお前が他の誰かを傷つけないように見張っててやる」と言う
鋼の言葉に、ちょっと驚いた顔になる暁だけど
「君が僕の傍にいるなら、僕は君にしかいたずらしないよ」と言う
鋼は、はっ!と笑って「お前は俺の傷をこじ開けてマウントを取ってるつもりだろうけど、今後はその逆だってありえるんだからな」と言い返す
負けん気の強い鋼の姿を見て暁は爆笑し「興奮する」とニタリとした顔をし「じゃあ、まずはお茶するところから再開しようか」と言うのです
海ホタルの感想まとめ
こ・・・これは!!!
アンハピともハピエンとも言えない・・・ビッミョーなラストで、なんて感想を言っていいのかわかりません!
結局、暁自身はサイコパスでもなんでもなかったみたい・・・
自分とおしゃべりした人が死んでいく人がいるのが寂しい・・・と言っているシーンもあるので
無自覚に人の罪悪感を刺激しちゃう人だったってことだと思われます
鋼は、そんな暁にちょっと同情心が湧いてる?
でも、これ、ラブじゃないよね???
う・・・うーーーーーん・・・・・・???
まあ、鋼が暁の傍にいたら、これ以上、死者は出ないし、暁も救われると思われますが・・・
ラブの部分は、ちょっと「?」だったかな???
個人的には、このふたりでコンビを組んで・・・って続きがあったらうれしいかな?
このふたり、最後の会話を聞いていると、ほんとーに!面白いくらい会話がかみ合っていなくて!笑!
でも、通じるものがあるというのがなんとも不思議なふたりで!
きっと、すごいいいコンビになれると思うんですよね!
こちらの記事では「Chara Selection2020年9月号」より「黒い聖者は二度笑う」の紹介をしています